空襲日記

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菊川小学校に隣接して、菊川公園という小さな公園がある。近所の子どもたちの遊び場だ。

ここには、3月10日未明の空襲後、4515人の犠牲者が仮埋葬された。この小さな公園の下にそれだけの人々が埋葬されたということは、遺体はほとんど敷地全体にわたって折り重なるように埋められたのだろう。

公園の入り口には小さなふたりの子どもの像がある。風雨にさらされて寂しそうな様子をしている。この像に空襲犠牲者への慰霊の意味が込められているかどうかは分からない。

今日この公園の前を通りかかったら、この子どもの像に、誰かの手で上着が着せてあった。

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カテゴリー：場所・慰霊碑・戦跡
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