戦災殉難者慰霊碑(江東寺)

February 6th, 2006

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JR錦糸町駅の南口から京葉道路を渡った一本裏のダービー通りに、江東寺というお寺がある。その敷地内に、空襲犠牲者を慰霊する戦災殉難者慰霊碑がある。現在の石碑は、17回忌を迎えた1961年(昭和三十六年)三月に、もとの木塔碑から再建されたものだという。

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戦前ここは江東公園という小さな広場だったそうだが、そこに三月十日の犠牲者50名が仮埋葬された。[昭和二十年東京大空襲関連史跡(墨田区)]

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建立趣旨として、次のように彫られている。

 戦災殉難者慰霊碑建設趣旨 元衆議院議長 滝澤七郎書
 この碑は昭和二十年三月九日夜半より十日の暁にかけて米機の大空襲に伴う戦禍により愛国純真の人々が劫火のうちに仆れた誠に哀悼に堪えぬものがあり、よってここに慰霊碑を再建したものである。この碑を建立した企画は当時の太平警防団長長谷川秀吉氏外団員と町会有志各位により当所に木塔碑を建立して其の霊を慰めた。その後塔の老朽甚だしく、爲に再建の議が起り、たまたま元管内の有志諸氏相より其の実現に当り、関係各町発起人及び委員各位に相計った結果、十七回忌を迎ふる日を記念し建立の運びになった。その後更に各町より百五十名よりなる建設委員によって建碑会を結成し元副団長田尻京太氏を会長に福島市蔵氏及び二十ヶ町町会長を副会長とし五百三十数氏の賛助協力によって建碑奉献の実現を見るに至ったものである。
 昭和三十六年三月建碑に当りて


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